相続財産の名義変更
相続手続で多いのが不動産の名義変更で、これは親しくしていただいている司法書士の齋藤先生(とってもいい先生です)にお願いしています。後は預貯金口座の名義変更が仕事として多くなります。それ以外の名義変更も当然発生しますので、今回は主な名義変更について、簡単にまとめておこうと思います。
大前提として遺言書あるいは遺産分割協議書の他に以下のような書類の提出が求められます。
1)不動産
窓口:法務局(登記所)
提出書類:土地・家屋所有権移転登記申請書、戸籍謄本・住民票・印鑑証明書(相続人)、除籍謄本、戸籍の附票、住民票の除票、固定資産課税台帳、登録証明書
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増えてきた不動産相続登記のご相談
2)火災保険
窓口:損害保険会社
提出書類:火災保険契約内容変更届出書
※以前の記事も参考にしてください。
空き家を相続したら火災保険の名義変更
3)預貯金
窓口:銀行・信金・信組・ゆうちょ銀行・JAバンク等
提出書類:依頼書、戸籍謄本(除籍者を含む)、相続人全員の印鑑証明書
4)株式
窓口:証券会社
提出書類:株主名義書換請求書、戸籍謄本(除籍者を含む)
5)自動車
窓口:陸運事務所
提出書類:移転登記申請書、有効な自動車検査証記入申請書、戸籍謄本(除籍者を含む)、自動車損害賠償責任保険証明書、(遺産分割協議書がなければ)相続人全員の同意書、印鑑証明書
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自動車の相続
6)電話
窓口:電話局
提出書類:加入承継書、住民票、戸籍謄本(除籍者を含む)
7)電気、ガス、水道
窓口:最寄りの各営業所
提出書類:特になし
電話や電気、ガス、水道は相続人の方が自ら手続きされることがほとんどです。株式は委任者本人確認があるので、電話の際もご本人が同席の上で、手続きを行うことが多いです。一時期はゆうちょ銀行が面倒と言われていましたが、今ではそう面倒ではありません。注意が必要なのはJAバンクで、相続手続に対しての手順が確定されていないようで各窓口で不便を感じるようです。
どちらにしても、ひとつひとつやっていけば終わる作業です。気軽に行政書士に頼っていただければと思います。あなたの街の頼れるかかりつけ法律家・行政書士を、ぜひ、ご検討ください。