標準世帯の今昔
日本の世帯構造について、厚生労働省が公表している最新のデータ(2022年6月2日現在)によると、世帯類型の比率は以下のようになっています。
「単独世帯」:32.9%
「夫婦と未婚の子のみの世帯」:25.8%
「夫婦のみの世帯」:24.5%
「三世代世帯」:11.2%
「ひとり親世帯」:5.6%
一般的に標準世帯というのは「夫婦と子ども2人」からなる核家族のことをいいます。その構成比は1990年の国勢調査時点で約4割あったようですが、すでに3割を切っています。一番多いのが単独世帯。独身、もしくは配偶者と離婚や死別して一人暮らしということもあるでしょう。次に多いのが夫婦のみの世帯ですね。このまま行くと、その2パターンだけで6割以上になりそうです。
今まで相続についてセミナーでお話するときも、「夫婦と子ども2人」の標準世帯を例にしていました。なんとなく、参加者に響いていない気がしてくるのは標準世帯ばかりでないのが背景にあるような気がします。相続は百人百様です。今や4人に1人の例を前提にしても、自分事に感じませんよね。
まず、お一人お一人の事情に合わせて対応するように、頭を切り替えていかなければと思います。お子さんがいるいないでは、法定相続人はまったく異なってきます。遺言書の必要性や意義も随分と変わってきます。そういった意味でワークショップ形式のセミナーを始めているのですが、もっともっと満足していただける活動にしていきたいです。
セミナーに関していえば、ちいき新聞に告知掲載されないといつやっているのか分かりません。基本的には毎月会場をおさえていますので、セミナーに参加したいと電話で申し込まれれば開催日程をお伝えしますので、都合の良い月に参加いただけます。他人事ではなく、自分の相続について見直しができる機会ですので、ぜひ、活用いただければと思います。
もちろん、電話でご相談していただいても構いません。申し訳ないですが一つ二つぐらいのご質問にはお答えできます。士業の場合は守秘義務があります。安心して相談してください。話すことで道は見えてきます。あなたの街の頼れるかかりつけ法律家・行政書士に気軽に相談してください。